ドルコスト平均法 -分散投資の基本-

投資には値段の上下がつきものです。株式を購入したが、高値圏でつかんでしまったということがよくあります。そういったリスクを時間的分散を通し、低減してくれるのがドルコスト平均法です。
このドルコスト平均法はこれから投資を始めたいという人におすすめの手法です。

ドルコスト平均法とは

ドルコスト平均法は価格が変動する商品に対して、一定の金額分を定期的に購入する投資手法です。
例えば、eMAXSI Silm 米国株式(S&P500)を毎日、1000円分購入する。といった具合です。

これによって、価格が低い時には購入口数が増加し、逆に、価格が高い時には購入価格を減少させることができます。
つまり、安い時に沢山買い、高い時には購入を抑えることができます。

ドルコスト平均法のメリット・デメリット

メリット
①価格が上下する読めない相場で、高値つかみを回避することができる
購入価格を平準化することができる
③日々の価格変動に動揺することが少なくなる
④少ない手持ち資金でも始められる

これらがメリットとなります。意外と重要な「③日々の価格変動に動揺することが少なくなる」についいて補足したいと思います。

資産形成に極めて重要なことが、株式市場にできるだけ長く資金を入れていることです。
投資を始めたばかりの人は、日々の株価の動きが気になり仕事がおろそかになったり、大きく値を下げた時に驚いて売却(狼狽売り)したりしてしまいます。(あなたが売却した反対側にはほくそ笑みながら購入している誰かがいます。)


これが、資産形成においてもっともやってはいけない行為です。
今後、記事にしていきますが、資産形成において、どれだけ市場に居続けるかが最も大切です。

デメリット
上昇相場では一括に結果が劣る
②長期視点に立ち、投資リターンを追求すると一括に劣る

ドルコスト平均法と一括投資の投資リターンを比較すると、一括投資の方がリターンが高くなります。
これは、多くの資金を市場に居続けさせた結果です。(詳細記事は今後…)

リスクが最大化されるのが一括投資です。大きな値上がりが期待できる一方で、大きな値下がりをすることもあります。

ですので、一括投資は100万円が50万円になっても驚かないくらいの気持ちが必要です。

投資を始めたばかりの人はなかなか耐え難い状況かと思います。
ですので、ドルコスト平均法で時間を有効活用して値下がりのリスクを最小化していくことが肝要です。

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