おすすめの投資信託商品2選

積立NISA

はじめに-投資の目線-

投資には短期でハイリスクだが高いリターンを狙うものと、長期的目線で安定的で堅実なリターンを狙う投資があります。ごく一部の選ばれた人、または、猛烈に勉強熱心な人は短期でも成績を残すことができます。ですが、多くのひとは短期的目線での投資に失敗し、資産を失います。
やはり、これまで長期ので投資で多くの投資家が成功してきたことを考えると長期的目線での投資が、資産形成における成功のカギだといえます。

長期投資の基本

長期での投資の基本は分散です。その分散を自動で行ってくれるのがインデックスファンドと言われるものです。
分散の反対は集中です。集中投資は短期的視点で、大きな資産を築ける可能性がある一方で、その投資先がダメになった場合、共倒れするするリスクをはらんでいます。
堅実な資産形成を目指すには、長期的な視点に立った分散投資が必要となります。
分散投資では、複数の企業に資産を分散することで、万が一、ある企業がダメになってもそのダメージは少なくなります。また、複数の企業に少額でも投資していることで、その特定企業の成長益を逃さず、享受することができます。

投資信託商品を選ぶうえでのポイントは、これでの実績から成長が見込める指標に連動していること、純資産が多いこと(預けられている資金が多い)、流動性が高いこと(よく売買される)の三点です。

このポイントをおさえつつ、おすすめの投資信託を2つ紹介します。

おすすめ1:eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)

eMAXIS Slimは、日本の投資信託会社である三菱UFJ国際投信(現在の名称は三菱UFJ国際投信株式会社)が提供している投資信託のブランドです。eMAXIS Slim 米国株式は、アメリカの株式市場で代表的な指数の一つであるS&P 500に連動することを目指した投資信託です。

S&P 500は、Standard & Poor’s(スタンダード・アンド・プアーズ)が算出しているアメリカの主要な500銘柄を対象とした株価指数です。この指数は、アメリカの株式市場全体の動向を反映する代表的な指標として広く用いられています。S&P 500は、様々な業種の大手企業を含んでおり、米国経済の健全性や株式市場の全体的な動向を示す指標として重要視されています。

eMAXIS Slim 米国株式を購入することで、日本の投資家は手軽にアメリカの株式市場に投資することができます。

たびたび当ブログでも登場しますが、直近10年間:14.7%、直近20年間:8.0%、直近30年間:9.8%と堅実な成長を見せています。

信託報酬率は0.09317%と0.1%を下回り、業界最安です。

おすすめ2:eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)

eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)は、三菱UFJ国際投信(現在の名称は三菱UFJ国際投信株式会社)が提供している投資信託の一つです。この投資信託は、グローバルな株式市場に広く分散投資することを目指した商品です。以下にその特徴を紹介します:

  1. グローバルな分散投資: eMAXIS Slim 全世界株式は、世界中の主要な株式市場に上場している企業の株式に投資します。これにより、アメリカ、欧州、アジア、新興国など、多様な地域と産業に分散投資することができます。地域や産業のリスクを均等に分散することで、ポートフォリオの安定性を向上させます。
  2. 主要指数を追跡: eMAXIS Slim 全世界株式は、特定の指数を追跡することで運用されます。一般的に、MSCI ACWI(All Country World Index)に連動する成果を目指す商品です。これらの指数は、世界中の主要な企業の株式をカバーしており、市場全体の動向を示す指標として広く認知されています。
  3. 低コストでの運用: eMAXIS Slim 全世界株式は、パッシブ運用の一形態であり、運用コストが比較的低いです。投資信託においては、運用コストがパフォーマンスに影響を及ぼす重要な要素であるため、低コストで運用されることは投資家にとって魅力的な点です。
  4. リスク分散と成長の追求: 全世界株式に投資することで、特定の国や地域の経済に依存しないようになります。成熟市場と新興市場の両方に投資することで、成長産業への露出も得られるため、ポートフォリオ全体のリスクとリターンのバランスを向上させることが期待されます。
  5. 信託報酬率が0.11322%とこちらも業界最安水準です。

こちらは米国に依存しすぎないことで、米国株が低迷した場合でも成長が見込める商品です。

最後に

おすすめの投資信託商品を2つ紹介しましたが、このほかにも長期投資に向いた商品というのも存在します。各証券会社の投信ランキングを参考に、調べてみるのもよいと思います。

何を買うか迷った場合には、この2商品に資金を分けて資産形成するのがベストかと思います。

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