いくら積み立てればいいの?年収別の月額投資金額の目安-新NISA対応-

アメ玉
アメ玉

積立投資を始めると、月々何万円を投資にまわすべきか悩みどころだよね。

これまではNISAの年額40万円、月額だと33,333円が一つの目安だったけど、

新NISAが始まると月々いくら投資したらいいんだろう?

2024年から新NSIA制度が開始されます。これまでの投資枠の拡大や非課税期間の恒久化など非常に使いやすくなりました。

そこで頭を悩ませるのが、年額40万円から360万円に大きく増えた投資可能額に対して、毎月いくら積み立てするかということ。

ポイント

・これまでは「つみたてNISA」枠の年額40万円だった

・月額33,333円が一つの目安だった

・2024年から「新NISA制度」が始まり年額で最大360万円※1の投資が可能になる

・月額にすると30万円の投資が可能になる

※1 つみたて投資枠…120万円、成長投資枠…240万円の合計

結論

月額30万円、もっと言うと、年始一括360万円の投資が最も投資効率のよい金額となります。

ですが、そんなに大金を用意できる家庭は極々一部です。我が家では絶対に無理です。

投資可能額は個人の年収や家族構成、ライフスタイルによって変わってきます。
共通する結論としては、「余裕のあるお金をできるだけ多く入れるのが良い」ということになります。

今回は、年収や一般的な家計の貯蓄割合と照らし合わせながら、投資金額の目安を考えていきたいと思います。

年代別の平均手取年収

国税庁の令和3年「民間給与実態統計調査-調査結果報告-」によれば、年代別の平均給与は以下の表のようになっています。

出典:国税庁 令和3年「民間給与実態統計調査-調査結果報告-」 〔年齢階層別の平均給与〕

年収に0.75を掛けると、社会保険料等の税金を抜いたおおよその手取年収を算出できます。

おおよその年代別の手取り年収は以下の通りです。

表:国税庁のデータをもとに「雨の日ブログ」が作成

年代別の貯蓄割合は何%?

手取り年収から何%を投資にまわすかを考えるために、年代別に手取り年収から何%を貯蓄に回しているのかを見てみましょう。

以下の表は、金融広報中央委員会の「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査](令和4年)」における年間手取り収入からの貯蓄割合です。

出典:金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査](令和4年)」

各年代でその割合が高い部分に色を付けました。

その結果、30代~70代は手取り年収の「10~15%」を貯蓄している世帯が最も多く、20代では「20~25%」を貯蓄している世帯が最も多いことが分かります。

結論:年代別の投資金額の目安

これらの結果から、年代別の投資金額の目安は次のようになりました。

表:金融広報中央委員会のデータをもとに「雨の日ブログ」が作成

我が家は35~39歳にあたりますので、投資金額の目安は年額で41~61.6万円(月額3.4~5.1万円)となります。

一般的な家庭の毎月の家計支出

投資金額の目安を考えるにあたって、家計における支出についても見ていきます。

総務省が毎月出している、「家計調査」における二人以上世帯における平均支出を見ていきます。

二人以上世帯の平均の支出月額は286,443円ということが分かりました。
年額にすると3,437,195円です。

引用:総務省統計局 家計調査(二人以上の世帯)2023年(令和5年)5月分 (2023年7月7日公表

総務省 2023年5月家計調査報告のデータを参考に「雨の日ブログ」が作成したグラフ

二人以上世帯の消費支出月額となっていますから、結構多めの金額が算出されているように感じます。

また、年代によっては手取り年収を上回っている(つまり赤字)になっている年代もあります。

投資に資金を回すためにはある程度の倹約が必要であるということになります。

「いくら投資しますか」アンケートの結果は?

金融サービス仲介業を行っている「オカネコ」さんのHPに新NISAに向けたアンケートがありましたので参考程度に紹介させていただきます。

2024年から新NISAに毎月いくら積立しますか?

毎月10万円超の貯蓄をする割合がもっとも高くなっていますが、多くの家庭には厳しい数字ではないでしょうか。

月5万円が妥当なところかなという気がします。

年収別の積立予定額はいくら?

つづいて、年収別の積立予定額です。(※手取りではなく、年収である点に注意)

さいごに

2024年に新NISAが始まります。投資可能額が年額40万円から360万円に拡大され、毎月いくら入金しようか悩ましいところです。

今回の記事がひとつの目安になれば幸いです。

資産効率を高めるために、できるだけ入金額は増やしたいところですが、それによって普段の生活に支障が出てはいけません。

あくまで、日常の幸せを追求しつつ、余裕資金で投資していきましょう。

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